

野球グラウンドのアースカラー
先日、野球でいった河川敷グラウンドの脇に心惹かれる色彩を発見しました。 普段ほとんど気にも留めていなかったが、、ささいですが妙に美しかったです。 それはグラウンド整備用の砂や土。 河川敷の草木や生き生きとした芝と混ざる事なくこれから出番をまっている絵具の様に色彩を際立たせていました。 鮮やかでは有りませんが自然なコントラストが印象深く、スポーツの場に彩を与えていました。まさしく「アースカラー」優しい色ですね。また自然の色彩から何かを得た気がして、とても得した気分です。


前川國男から柚木沙弥郎展へ
本日2個目の投稿です。 お仕事の流れで東京駅方面に来たので先日もお邪魔したIDEE' TOKYOへ 目的はもちろん「柚木沙弥郎展」です。 前回いただいたフライヤーでしっかりチェック済みです。 とても小さな展示スペースですが、柚木沙弥郎さんの味わい深い作品をしっかりと引き立てながらショップと融合していました。写メもOKという事だったので図々しく撮りまくってしまいましたが。写真では伝えられないなんとも言えない暖かさが印象的でした。心がやさぐれている人は是非寄ってみてください。東京駅構内なので移動の合間ですぐに見れますよ。しかも入場無料で豊かな気持ちになれますよ。、、でもせっかくなのでなんか買ってね。


またひとつ消えていく名建築
現在取り組んでいる世田谷の住宅設計のお仕事で世田谷区役所へ行ってきました。 世田谷区役所と言えば、日本が誇るモダニズム建築の巨匠、前川國男の設計した名建築です。 という事で、打ち合わせ前にみっちり見学してきました。 コンクリートで造形された大きな窓の無い外壁が大迫力です。シャープに跳ね出した大屋根やバランスよく配置されたバルコニーが横への広がりを強調しながらも美しく全体のバランスを保っています。室内に入ると存在感のある階段が目に入り自然んと目線が上へと、、低い天井から見上げる計算された空間の広がりや上階からもれる自然光が本当に気持ちいいです。どっしりとした手すりのデザインが大好きです。フォルムやディテールに目をやりながらため息がでます。現在の姿を普通に見るとボロい建物かもしれませんが、時代とともに建物に対する愛が薄れていき、ありえない物が置いてあったり悲しく改造されていたり、と完全に良い空間を台無しにしています。、、もっと大事にできなかったのだろうかと思いながら壁や手すりに触れながら建て替え計画で解体を待つ切なさや悲しさを感じました。世田谷区役所


輝かない美しさ
真鍮が好きです。 ピカピカの真鍮も嫌いではないですが、コーティングされた弱虫仕上げは嫌いです。 ビルの消火栓を管理のおじさんが磨いているあの本物のピカピカは好きです。 でも本当に好きなのは人の手に触れ、擦れて、滑らかになって輝きを失った真鍮が とても好きです。 生活の中で使われ、経年劣化ならぬ経年美化な自然研磨が一番美しいです。 我が社には探しに探し出会った古いの建具があります。 表面はペンキ塗り、裏面はオイル仕上げで、渋いやつです。 洋館チックな趣がたまりません。 機能的には最悪ですが見た目の可愛らしさに惚れてます。 そしてその建具にも古い真鍮ドアノブが付いてます。とても綺麗です。 鍵穴あれど鍵はありません、、あっても信頼感なんか無い鍵だとおもいます。 漫画にでてくる鍵穴、部屋向こうが見える鍵穴、、最高です。 古いものに惹かれます。どこにも無い一点物、大事に大事に使っていければ幸せです。 なので、いつもいつも設計でもよく使います、真鍮。 と言う事で、真鍮が好きなのです。 真鍮自慢でした。ではまた!


素材の断捨離と棄てられない宝物
設計と言う仕事は捨てる際に取り扱いに困る物がとても多く、簡単に棄てられない。 なので、気がつくといつもどっさりと事務所のいろんなところに溢れてしまう。 実物の素材を見て判断する重要なものなので、仕方がないがやはり見苦しい。 工場や工事現場でもないのに、様々な素材で溢れていくので収納に入りきれない。 特別に作ってもらう天然素材のサンプルが宝物といったブログ記事を書いた回が あったが「宝物」では無い、しかし無くてはならないお助け素材たちがある。 そんなお助け素材も断捨離します。いままでありがとうサヨナラ。 また新しいシリーズで会いましょう。 じゃないと、ごみオフィスになってしまうので、ごめんなさい。 ”布、木材、土系素材、タイル、石、コンクリート、金属、ゴム素材、ビニール素材” 案件ごとにどんどん溜まっていく素材たちよ今までありがとう。 毎年とめどなく溜まっていく素材たちよ今までありがとう。 さようなら。 いつも現場のゴミと一緒に棄ててくれる西山さんありがとう。 棚に収まらず床の隙間で埃をかぶっていた古いものたちも無くなり、すっきりしました。 いつも