パナソニック美術館と新橋界隈建築廻り

久しぶりの展覧会。
パナソニック美術館は「ピエール・シャローのガラスの家」展、以来だから、、
かれこれ6年ぶり、、そんなに遠くもないのに遠ざかりすぎ、、
今回はちょっとお硬い建築の展示
「分離派建築会100年展〜建築は芸術か?〜」と題し、大正時代に発足し最初の
建築運動をされた方々の活動について建築模型や図面、実物の家具などを展示
していていました。展示されている内容を読んで、、5分で心が折れました。
文字の多さと難しい言葉で、学の無い私には言葉が難しすぎて、めまい、、、
なので、模型や図面、デザイングラフィックなどをじっくりみて楽しみました。
最近の新しい建物には無い尊い魅力に触れ、とてもお勉強になった!です。
12月15日までやっているようですので、是非行ってみてください!
https://panasonic.co.jp/ls/museum/exhibition/20/201010/
そしてせっかくなので汐留界隈の名建築廻り、、
まずは、黒川紀章氏の作品「中銀カプセルビル」重要な建物内の見学はできません
でしたが、外回りを間近で見ると劣化の進み具合が少し心配になりました。
しかし、今だに現役を続け、多くの見学者が絶えない名所。
保存に努めつつ建物の維持管理をしている関係者に敬礼!素晴らしいです!
次に、新橋駅近くの静岡新聞・静岡放送 東京支社、こちらも先ほどに続き、
日本を代表するモダニズム建築の巨匠 丹下健三氏の作品。
大胆ですごく無駄にも見えるこの形状、、私の生まれた1967年に竣工し現在に
至るまで銀座界隈のランドマークとして活躍している名建築です。
円筒から複数のフロアの箱が大胆に跳ね出した「立体格子システム」と呼ばれる
このフォルム。設備的にも建物のコンセプトなどもいろんな意味があるようですが
当時、この斬新な作品に関わった関係者の建築に対する理解に敬礼!さすがです!
絶大なる信頼と尊敬を集めた丹下氏であったから実現した建築ですよね。
最後に、銀座一丁目まで少し足をのばして「奥野ビル」へ、
ここは、一言でいうと「まじ好き、住みたい」設計者は表参道の同潤会アパートを
設計した川元良一氏の様らしいですが詳しくはわかりません。
しかし、全体のデザインと建物内の雰囲気をみるとなんとなく納得します。
全てが小ぶりで可愛らしく、モダニズム巨匠系の名建築とはまったく違う安らぎ
を感じる建物です、、いつまでも残してほしいです。
昔は入りづらいイメージの建物だったようですが、現在はギャラリーが多く入居し
自由に出入りできる楽しい建物になっています。
銀座に行かれる機会がある方は是非行ってみてください。
エレベーターが面白いよ。
さて、次はどこの名建築へ行こうかな、、、